京都神社仏閣観光案内

古都京都は日本美術のミュージアム

高台寺の境内案内図・境内地図(マップ)

《高台寺の境内案内図・境内マップ(台所坂、台所門、庫裏、拝観受付、方丈、波心庭、書院、臥龍池、偃月池、観月台、開山堂、臥龍廊、霊屋、傘亭、時雨亭、竹林、トイレ、駐車場、圓徳院などを掲載)》

高台寺の庫裏と唐門と方丈

高台寺こうだいじ

ねねの寺と桃山文化

※【2020年高台寺・圓徳院「春の夜間特別拝観」】 『期間』3/6(金)〜5/6(祝) 『拝観時間』17:00~22:00(日没後ライトアップ/21:30受付終了)

【拝観所要時間】:約1時間 起伏ある境内なので歩きやすい靴で

東山連峰の霊山の山麓に建つ高台寺。豊臣秀吉の正室である北政所きたのまんどころ(ねね)が秀吉の菩堤を弔う為に1606年に創建。正式には高台聖寿禅寺という。

徳川家康は政治的配慮から造営を援助し95000坪の寺地を誇る壮大な大寺院だったが、明治政府の上知令によって削られ今現在は15000坪である。

臨済宗建仁寺けんにんじ派の禅宗寺院であるが、桃山時代の絢爛豪華な様式を残す珍しい寺院である。「ねねの寺」として親しまれており、紅葉の季節はおよそ30万人が訪れる程の人気だ。

《上の写真は台所門付近から眺める庫裏くり

高台寺方丈前庭園の白砂の庭「波心庭」

桃山文化を今に伝える

江戸時代にたびたび火災にあい、創建当時の姿を残すのは開山堂、霊屋たまや、伏見城から移築された表門、観月台、傘亭からかさてい時雨亭しぐれていなどである。桃山時代の建築様式を見ることができ貴重。国の重要文化財である。特に二つの池の間に建つ開山堂は創建設当時のままで大きな修繕や復元を受けておらず貴重な文化財である。

方丈ほうじょう前には禅宗寺院特有の枯山水かれさんすい庭園では白による砂紋が独創的な「波心庭はしんてい」。歴史ある勅使門ちょくしもんと白砂の周りには青々とした樹々の緑と苔、白砂とのコントラストが美しく祇園という歴史ある街によく似合う。夜間のライトアップイベント時のメインの舞台。

東庭は開山堂を中心に渡廊わたりろうで繋がり、東山を借景とした開放的な池泉回遊式ちせんかいゆうしき庭園は楼閣山水の趣。臥龍池がりゅうち偃月池えんげつちの2つの池を囲み、石組いわぐみが豪華で力強く桃山時代の代表的な庭園といえる。国の史跡・名称庭園。小堀遠州こぼりえんしゅう作といわれており、臥龍池は龍が伏せる池という意味で臥龍池という。

《上の写真は方丈横から眺める方丈前庭と勅使門と青々と茂るシダレザクラ》

高台寺東庭の池泉回遊式庭園の臥龍池と偃月池

高台寺には貴重な文化財が数多い

開山堂は外観は唐様式からようしき、内部は和様式という珍しい形式美。開山堂は建設当初の姿のままで、一度も修復をしていないそうだ。

開山堂内部は狩野かのう派による彩色豊かで美しい。天井は秀吉が所有する朝鮮出兵のために造らせた御座船ござぶねと北政所の朝廷や公家の儀式の際に使われる特別な御所車ごしょぐるまから移築し開山堂の内部の装飾として用いられている。

茶室の鬼瓦席おにがわらのせき遺芳庵いほうあん臥龍廊がりょうろう桜船廊ろうせんろうの屋根付きの廊下のくねり方、ねねの愛した萩や野菊などの装飾や二人の思い出の品々等、見所は数多い。

《上の写真は方丈横から望む庭園(偃月池)と観月台かんげつだい、開山堂と霊屋の屋根が見える》

高台寺東庭の池泉回遊式庭園の臥龍池と偃月池

高台寺は今も文化の発信地

霊屋は創建当時の建物で貴重。また霊屋には北政所の遺骸が葬ってあり、秀吉坐像ざぞう、北政所坐像が安置されている。近年修復され奇麗な姿が蘇った。霊屋内は狩野派の障壁画と優美な高台寺蒔絵こうだいじまきえで装飾されている。

時雨亭は日本で唯一、二階建ての茶室である。利休好みの茶室として有名であり、高く評価されている。傘亭と時雨亭の二つの茶室を繋ぐ屋根付きの廊下はかなり珍しく小堀遠州による改築とも言われている。

ここ高台寺はコンサートや音楽祭、春と秋に夜間の特別拝観(ライトアップ)を期間限定で開催、イベントが盛んな寺院でもあり、文化の発信地でもある。

《上の写真は中門ちゅうもん横付近から望む開山堂と臥龍池とその奥に臥龍廊》

高台寺の時雨亭

高台寺の時雨亭と大阪城炎上

高台寺の時雨亭からねねが見たとされる大阪城が炎上した大阪夏の陣。これにより豊臣家は滅亡する。ねねはどのような気持ちで大阪城炎上を見ていたのだろうか。

ここ高台寺の時雨亭を訪れる度々、秀吉の時世「露と落ち露と消えにしわが身かな、難波の事も夢のまた夢」を思い出す。ねねもきっと心の中で思っていいただろう。

高台寺前の「ねねの道」を挟んで、高台寺塔頭たっちゅう圓徳院えんとくいん」がある。圓徳院はねねが晩年を過ごした所である。高台寺と合わせて参拝したい。

《上の写真は利休好みの時雨亭》

高台寺へのアクセスマップと高台寺の周辺地図

《最寄り駅「河原町駅」「祇園四条駅」~高台寺へのアクセスマップ・周辺案内地図》

高台寺の拝観情報

所在地・電話

  • 〒605-0825 京都府京都市東山区高台寺下河原町526
  • 075-561-9966

交通アクセス・最寄り駅・駐車場

  • 京阪「祇園四条駅」から徒歩10分 阪急「河原町駅」から徒歩15分
  • 乗用車150台 1時間600円 超過30分300円 23時〜8時は1時間100円

拝観時間

  • 年中無休 9:00~17:00 閉門は17:30

拝観料

  • 大人600円・中高生250円 小学生は親同伴で無料
  • 3ヶ所(圓徳院 高台寺 掌美術館)共通割引拝観券900円

12月・年末のイベント

  • 除夜の鐘 予約不要
  • 整理券配布は22:00~ 108組限定の先着順

ライトアップ

  • 春・夏・秋の年3回行われる。17:00~21:00
  • それぞれ趣向が異なるライトアップで大人気

桜・シャクナゲ・ツツジの見頃

  • 【桜】3月上旬~4月上旬。約50本のシダレザクラ。波心庭とシダレザクラのコラボレーションは見事。
  • 【シャクナゲ】4月中旬。臥龍池を彩る
  • 【ツツジ】4月下旬~5月上旬

萩・紅葉の見頃

  • 【萩】9月中旬。江戸時代から続く萩の名所
  • 【紅葉】11月下旬~12月初旬。カエデ等が約1000本。紅葉のトンネルの台所坂、臥龍池周辺の紅葉は祇園随一

豊臣秀吉関連情報

圓徳院の北書院北庭

圓徳院

北政所ねねの晩年の住処

豊臣秀吉の正室、北政所の甥である木下利房が、伏見城の北政所化粧殿をこの地に移築した事に始まり。高台寺前のねねの道を挟んで圓徳院があり、高台寺の塔頭の一つであるが当時は高台寺の山内であった。北政所の晩年の地。58歳から77歳で亡くなるまでの晩年19年間をここで過ごす。秀吉の供養に高台寺…

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豊国神社の唐門

豊国神社

豊臣秀吉を祭神として祀る

豊臣秀吉と正室北政所を祀る神社である。当時は壮大な社殿と広大な社域を誇ったが、徳川家康により取り壊された。現在の社殿は明治政府によって再建されたものであり、参道の正面、拝殿前の唐門は伏見城からの遺構である。伏見城の城門から二条城に移築され、さらに南禅寺の塔頭である金地院に移され…

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方広寺の鐘

方広寺

大阪冬の陣・夏の陣の発端

1595年に豊臣秀吉によって創建。創建当時安置された木造大仏は約19mもあり、その木造大仏を収める大仏殿は南北約90m東西約55mと壮大だっと伝えられている。1596年の地震により崩壊。豊臣秀吉の死後には徳川家康の勧めによって豊臣秀頼と淀殿が再興し、金銅大仏を本尊とし大仏殿が完成する。その後…

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京都を訪れる人々へ

千年あまり都であった京都の歴史はとにかく深い。国宝や重要文化財などの寺院建築や美術品が数多く、これほど魅力ある街は他にない。ここには1200年もの長きにわたる歴史や文化が凝縮されている。誰もが知っている観光寺院でも一度ならず二度三度と尋ねて頂きたい。毎回新たな発見と感動を、そして心安らぐ京都の情景を楽しんでいただきたい。

私達について

私達が訪れたことのある京都の主な神社仏閣や観光名所、近代建築などを紹介しています。京都にはまだまだ多数の名刹・古刹などがあり、私自身もまだまだ訪れていない神社仏閣が数多く、これからも精力的に訪れたいと思っております。より多くの皆様に神社仏閣、または古都京都という都市そのものに興味をもっていただき、京都観光の架け橋になれば幸いです。

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