京都神社仏閣観光案内

古都京都は日本美術のミュージアム

清水寺の境内図・境内マップ・地図

《清水寺の境内案内図・境内マップ(本堂、奥の院、阿弥陀堂、地主神社、朝倉堂、田村堂、三重塔、西門、仁王門、子安の塔、音羽の滝、成就院、トイレなどを記載)》

奥の院と子安塔の中間から眺める清水寺の本堂と三重塔と京都市街

清水寺きよみずでら【世界文化遺産】

建築美のミュージアム

※【夜の特別拝観・ライトアップ】2020年3/27日(金)~4月5日(日) 17:30~21:00(受付終了) 大人400円 小中学生200円

※【成就院庭園拝観・昼夜(夜間はライトアップ)】2020年11月18日~11月30日 9:00~21:00(受付終了)9:00~16:00(受付終了)18:00~20:30(受付終了) 大人600円 小中学生300円

【拝観所要時間】:約1時間半

ここ清水寺は「清水の舞台」で知られ、鎌倉時代以前から続く京都屈指の人気観光スポット。現在は日に4万人前後訪れるという。1994年に世界文化遺産に登録された。778年建立。平安遷都直前まで遡ることが出来る歴史深い古刹こさつである。

延鎮上人えんちんじょうにんがこの地で草庵を結び、千手観音像を祀ったのが清水寺の始まり。その後、蝦夷征討えみしせいとうで有名な征夷大将軍の坂上田村麻呂さかのうえのたむらまろによって清水寺の伽藍がらんが整う。桓武天皇の命により蝦夷を征伐するも蝦夷の人々への供養の思いが強かったようだ。

東山連峰の音羽山の中腹に約30の宇堂、伽藍が展開する大寺院。創建当時は平安京内に寺院を建てることが出来なかったため、古刹の多くは都周辺の山中に建立している。仁王門から始まる清水寺の境内は13万㎡と広大。境内には数多くの国宝や重要文化財が点在している。

明治政府による廃仏毀釈はいぶつきしゃく、神仏分離、上知令という仏教弾圧の波はここ清水寺にも及んでおり、それ以前の清水寺の寺有地は56万㎡を有していた。特に檀家を持たない清水寺は廃仏毀釈の嵐を乗り越えるのに相当苦労したようだ。

清水寺は山間部に伽藍が配置されているため、南禅寺東福寺のような直線的な伽藍配置ではなく、また山寺である為に境内を塀で囲われていない。神社のような開放的雰囲気こそが鎌倉時代以前から現在まで続く人気の秘密だろう。また四季折々に趣を変え、ライトアップなどのイベントもあり訪れるたびに新しい情景が見られる魅力的な大寺院。

《上の写真はから奥の院と子安塔こやすのとうの中間から望む清水寺と京都市内(おすすめ絶景スポット)》

清水寺の仁王門と三重塔と中門

清水寺の赤門と日本最大級の三重塔

朱色の仁王門は室町時代の建設で鮮やかであり優美である。高さ14mと堂々とした佇まい。室町時代の特徴を今に伝える貴重な文化財。京都最大級の鎌倉時代末期の仁王像(金剛力士像)が睨みをきかせている。彩鮮やかな丹塗にぬりで別名「赤門」と呼ばれる。

三重塔は仏の遺骨を安置する。本堂と同時期に再建されたものである。徳川家光が寄進。高さ31mで三重塔としては日本最大級。

子安塔の【ご利益】安産・子授

現在、清水寺の南側にある高さ15m、檜皮葺の三重塔である子安塔(内部非公開)は明治の世に入るまでは仁王門手前の清水寺の警備室がある場所に安置されていた。子安塔は歴史が深く清水寺の建立よりも古い。

現在の子安塔は1500年に再建されたものが現在の場所に移築。2013年に修復され当時の色彩が蘇った。子安観音(千手観音)を祀り安産・子授の祈願として名高い。三寧坂の語源とも言われている。

《上の写真はから清水寺警備室前から見た仁王門と西門さいもんと三重塔》

清水寺の本堂と舞台

清水寺の本堂は壮麗、舞台から見る絶景

国宝の本堂は正面36m、側面30m、高さ18mと巨大であり、驚異の木造建築で見る者を圧倒する。屋根は寄棟造よせむねづくりですべて檜皮葺ひわだぶき。どことなく寝殿造りを模しており壮麗な佇まいである。

本堂南の有名な舞台は高さ13m。広さ190㎡。139本のけやきで組んだ懸崖造けんがいづくり。139という数字は素数であり、仏教では素数という割り切れない数字に特別な意味がある。脚柱の貫には雨を防ぐ為に小さな屋根が着いている。舞台の下を通るときは舞台の構造と合わせて見てほしい。

清水の舞台はあまりにも有名。この舞台はあくまで本尊に舞楽ぶがくを奉納する場所であるので舞台と名がついた。だが舞台から見る錦雲渓きんうんけいとよばれる渓谷は絶景、境内には約1,500本の桜と約1,000本の紅葉がある。ここからは四季折々の趣を変える深みある美しさを見ることができる。

「清水の舞台から飛び降りる」とよく聞くフレーズであるが、清水の舞台から飛び降りた場合の生存率は85パーセントと以外と高い。江戸時代には200人以上が飛び降りており、明治五年には京都府から禁止令が出された。

清水寺の名の由来となった音羽の滝は三筋の水が流れ落ちており、各それぞれにご利益がある。「学業成就」「恋愛成就」「延命長寿」である。欲張り三筋の水を飲むとご利益はなくなるので注意が必要。

《上の写真は奥の院から望む本堂の舞台と京都市内と京都タワー》

子安塔側から見る清水寺の全体像

子安塔側から眺める美しい木造建築

仁王門に舞台造の本堂、鐘楼しょうろう、三重塔、経蔵きょうぞう、阿弥陀堂、奥の院などここ清水寺はまさに日本建築の美のミュージアムである。

奥の院からは清水寺の本堂と舞台、そしてその向こうに広がる古都京都の街とのコラボレーションの眺めは絶景。また子安塔からの清水寺の全景は必見。時間を作ってでも見て頂きたい。

一年を通して混雑する京都随一の観光スポットである清水寺。清水寺の開門は早朝6時。おすすめは開門直後の拝観。顔門直後でタイミングが合えば誰もいない舞台を独り占めできる。誰もいない清水の舞台と京都の街とのコラボレーションは圧巻。

人気の幻想的なライトアップは春夏秋の計3回行われる。拝観時間はそれぞれ変動するので公式WEBサイトでご確認を。夜間拝観は昼間とは違い拝観順路が決まっている。仁王門→三重塔→本堂→奥の院で折り返す。夜間拝観は受付開始からかなりの込み具合。おすすめは受付終了間際からの拝観が比較的空いていておすすめ。

《上の写真は子安塔側から眺める清水寺の建築群》

最寄駅から清水寺へのアクセスマップと清水寺の周辺案内地図

《最寄り駅の京阪「清水五条駅」~清水寺へのアクセスマップ・清水寺周辺の地図》

清水寺の拝観情報

所在地・電話

  • 〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294
  • 075-551-1234

最寄り駅・交通アクセス・駐車場

  • 京阪「清水五条駅」から徒歩25分 市バス「清水道」下車徒歩10分 京阪バス「五条坂」下車徒歩10分
  • 近くに市営駐車場あり

拝観時間

  • 無休 6:00~18:00前後(要問合せ)

拝観料

  • 大人・高校生400円 小中学生200円

ライトアップ

  • 毎年、春・夏・秋の計3回
  • 夜間拝観時間は変動するので公式WEBサイトで要確認

成就院じょうじゅいん庭園

  • 4月下旬~5月上旬 11月中旬~12月上旬 年2回の特別公開のみ
  • 成就院庭園は「月の庭」東山には月が似合う。国の名勝。600円

紅葉の見頃

  • 境内を紅色に染め上げるヤマモミジが約1000本。秋景色は東山随一
  • 見ごろは11月下旬から12月上旬。開門直後がおすすめ

桜の見頃

  • ソメイヨシノやヤマザクラが1500本。奥の院からの見る春の景色は絶景
  • 見ごろは3月下旬~4月上旬。京都を代表する桜の名所

清水寺周辺のおすすめスポット

建仁寺の方丈前庭園

建仁寺

京都で最初の禅寺と大伽藍

1202年に創建。京都でもっとも古い禅寺である建仁寺。臨済宗建仁寺派の大本山。京都五山のひとつである。建仁寺を開いた栄西禅師は日本にお茶を広めた人物として有名である。境内の垣根にお茶の木が使われており、また境内に茶畑も存在する。明治時代に入るまでは54000坪という広大な境内を有し…

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高台寺東庭の池泉回遊式庭園の観月台と開山堂と霊屋と臥龍池と偃月池

高台寺

ねねの寺と桃山文化

東山連峰の霊山の山麓に建つ高台寺。豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が秀吉の菩堤を弔う為に1606年に創建。正式には高台聖寿禅寺という。徳川家康は政治的配慮から造営を援助し95000坪の寺地を誇る壮大な寺院だったが、明治政府の上知令によって削られ今現在は15000坪である。禅宗…

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圓徳院の北書院北庭

圓徳院

北政所ねねの晩年の住処

豊臣秀吉の正室、北政所の甥である木下利房が、伏見城の北政所化粧殿をこの地に移築した事に始まり。高台寺前のねねの道を挟んで圓徳院があり、高台寺の塔頭の一つであるが当時は高台寺の山内であった。北政所の晩年の地。58歳から77歳で亡くなるまでの晩年19年間をここで過ごす。秀吉の供養に高台寺…

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京都を訪れる人々へ

千年あまり都であった京都の歴史はとにかく深い。国宝や重要文化財などの寺院建築や美術品が数多く、これほど魅力ある街は他にない。ここには1200年もの長きにわたる歴史や文化が凝縮されている。誰もが知っている観光寺院でも一度ならず二度三度と尋ねて頂きたい。毎回新たな発見と感動を、そして心安らぐ京都の情景を楽しんでいただきたい。

私達について

私達が訪れたことのある京都の主な神社仏閣や観光名所、近代建築などを紹介しています。京都にはまだまだ多数の名刹・古刹などがあり、私自身もまだまだ訪れていない神社仏閣が数多く、これからも精力的に訪れたいと思っております。より多くの皆様に神社仏閣、または古都京都という都市そのものに興味をもっていただき、京都観光の架け橋になれば幸いです。

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