京都神社仏閣観光案内

古都京都は日本美術のミュージアム

建仁寺の境内案内図・境内地図(マップ)

《建仁寺の境内案内図・境内マップ(本坊、方丈、大書院、小書院、東陽坊、清涼軒、大雄苑、潮音庭、〇△□乃庭、法堂、三門、勅使門、禅居庵、摩利支尊天堂、正伝永源院、両足院、毘沙門天堂、茶碑、茶苑などを掲載)》

建仁寺方丈前庭園の大雄苑

建仁寺けんにんじ

京都で最初の禅寺と大伽藍だいがらん

【拝観所要時間】:約2時間(三門や禅居庵など、方丈、法堂などをじっくり散策)

建仁寺の創建は1202年。京都で最も古い禅寺である。臨済宗建仁寺派の大本山。京都五山「第三位」の格式高い大寺院である。

建仁寺を開いた栄西ようさい禅師は日本にお茶を広めた人物として有名である。境内の垣根にお茶の木が使われており、また境内に茶畑も存在する。

江戸時代末まではは54000坪という広大な境内を有したが、明治時代に入り政府の上知令によって境内は半分以下に縮小される。賑やかな祇園花見小路通ぎおんはなみこうじどおりの奥に建仁寺の裏門があり、ほとんどの参拝者は裏門から境内に入る方が多数であろう。一歩境内に入れば祇園の喧騒とは別世界が広がっている。

《上の写真は方丈前庭園の大雄苑だいおうえん

建仁寺の法堂の双龍図

建仁寺の法堂はっとうの双龍図はダイナミック

法堂は仏殿ぶつでんをも兼ねており1765年に建立。天井画の双龍図は仏法を守護、法堂を火災から守る2匹の双龍図は畳108畳分の巨大さで見る者を圧倒する。2002年、建仁寺創建800年を記念して小泉淳作こいずみじゅんさくによって製作された。

禅宗の法堂に描かれている天井画の龍図は、円の中の描かれる場合が多数であるが、建仁寺は天井全面に描かれ非常にダイナミックで大迫力。法堂の天井画を写真撮影可の寺院はめずらしい。

《上の写真は法堂の天井画の双龍図》

建仁寺の苔と三尊石が美しい潮音庭

建仁寺の方丈庭園の大雄苑だいおうえん潮音庭ちょうおんてい

方丈は1599年、安芸国あきのくにの安国寺からの遺構で単層入母屋造いりもやづくりの禅宗建築で重要文化財である。銅板葺どうばんぶきの屋根が美しい。方丈前庭園の大雄苑だいおうえんは法堂を借景として巨石の石組いわぐみが力強く白砂と苔の緑とのコントラストが美しい枯山水かれさんすい庭園。昭和の名作庭家である加藤熊吉による作庭。加藤熊吉は茶庭や料亭の庭園など数多くの作庭をしている。

本坊の中庭の苔と三尊石が美しい潮音庭ちょうおんていや◯△□乃庭は北山安夫きたやまやすおによる近年の作庭であるが、歴史深い建仁寺の情景に上手く溶け込んでおり、今や建仁寺の新しい顔である。

国宝である風神雷神図屏風(レプリカ)は江戸時代前期の俵屋宗達たわらやそうたつ作。空間をいかしたダイナミックで独創的な構図、躍動感あふれ日本画最高傑作。それまでの常識を打ち破り、後の日本のアートに多大な影響を与えたことはいうまでもない。俵屋宗達の作品は養源院ようげんいんで杉戸の「獅子図」「麒麟図」「白象図」を見ることができる。桃山時代から江戸初期に活躍した海北友松の襖絵も数多く所有。

方丈の北側には周囲に溶け込むように茶室「東陽坊」がある。豊臣秀吉主宰の北野天満宮で行われた大茶会で使われたものを移築したもので貴重。他にも貴重な宝物も数多い。見所が多数ある大寺院である。

《上の写真は潮音庭の紅葉と苔と三尊石のコラボレーション》

建仁寺の放生池と三門

建仁寺の正式な参拝ルートは勅使門側から

建仁寺の三門は1923年に浜松市の安寧寺あんねいじから移築。江戸時代後期に建造されたもの。八坂通側の勅使門ちょくしもん(重要文化財)は鎌倉時代の建造、切妻造きりづまづくりの四脚門で鎌倉期の造形美が印象的。扉、柱に矢の跡があることから別名「矢立門」とも呼ばれる。

時間がある方は花見小路通の裏門からではなく、八坂通側の勅使門側から入り、放生池ほうじょうち、三門、法堂、方丈や左右の塔頭たっちゅう14ヵ寺などを配する建仁寺の大伽藍の景観、京都最初の禅寺の格式を感じていただきたい。

《上の写真は勅使門付近から眺めた方丈池と三門》

建仁寺へのアクセスマップと建仁寺の周辺地図

《最寄り駅「祇園四条駅」「河原町駅」~建仁寺へのアクセスマップと建仁寺の周辺案内図地図》

建仁寺の拝観情報

所在地・電話

  • 〒605-0811 京都市東山区大和大路通四条下る小松町584
  • 075-561-6363

拝観時間

  • 3月1日~10月31日 10:00~16:30(閉門17:00)
  • 11月1日~2月28日 10:00~16:00(閉門16:30)
  • 12月28日~12月31日は拝観休止

拝観料

  • 大人500円 中高生300円

最寄り駅・交通アクセス・駐車場

  • 京阪「祇園四条駅」から徒歩7分 阪急「河原町駅」から徒歩10分
  • 駐車料金30分200円 拝観の方は1時間無料

紅葉の見頃

  • 潮音庭の紅葉と苔と三尊石のコラボレーションは必見
  • 見ごろは11月下旬~12月中旬

桜の見頃

  • シダレザクラやソメイヨシノが10本
  • 方丈池前の桜、方丈前庭園の枯山水庭園と桜。見ごろは4月上旬

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私達が訪れたことのある京都の主な神社仏閣や観光名所、近代建築などを紹介しています。京都にはまだまだ多数の名刹・古刹などがあり、私自身もまだまだ訪れていない神社仏閣が数多く、これからも精力的に訪れたいと思っております。より多くの皆様に神社仏閣、または古都京都という都市そのものに興味をもっていただき、京都観光の架け橋になれば幸いです。

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