京都神社仏閣観光案内

古都京都は日本美術のミュージアム

智積院の境内案内図・智積院境内マップ

《智積院の境内案内図・境内マップ》

東山七条交差点から眺める智積院の勅使門

智積院ちしゃくいん

名勝庭園と障壁画しょうへきが

真言宗智山派総本山。成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院などの三大本山、高幡山金剛寺(高幡不動尊)の別格本山を有し、全国に3000の末寺をも有する大寺院である。

七条通の東の突き当たりに広大な寺域を誇り、太閤秀吉公が眠る豊国廟ほうこくびょうがある阿弥陀ヶ峰あみだがみねを背景としている。境内には現在20余の子院を配する大伽藍だいがらん

七条通の突き当たりに建ち、最初に目にすることとなる智積院の総門は、江戸時代に御所の東福門院から移築されたもので、凛とした様式美。

《上の写真は東山七条交差点から見る総門》

参道から見る智積院の金堂

智積院の歴史

もともと智積院は紀州根来山の大寺院、大伝法院の塔頭であった。当時の大伝法院は巨大勢力であり、豊臣秀吉との対立によって山ごと焼き払われた。

豊臣秀吉と淀君の間に生まれた長男である鶴丸の菩提を弔うために建立された祥雲寺しょううんじ。豊臣家滅亡後、徳川家康によって祥雲寺と豊国神社とよくにじんじゃは断絶、その祥雲寺の土地を智積院へ寄進して智積院は再興。真言宗の道場として栄え現在に至る。

智積院の金堂こんどうは1701年に徳川綱吉の生母である桂昌院けいしょういんによって建立するが、1882年(明治15年)の火災によって焼失。現在の金堂は昭和50年に再建されたものである。本尊大日如来の尊像が安置されている。金堂と明王殿は拝観自由となっており行事やイベント等がなければ昇段して仏像を拝むことが出来る。

《上の写真は昭和50年に再建された金堂》

智積院大書院の襖絵

長谷川等伯はせがわとうはく一門による桃山時代の障壁画

収蔵庫の長谷川等伯とその門下生による障壁画「楓図」「桜図」は桃山時代の代表作。国宝である。桃山絵画の豪華絢爛と華麗さと繊細さを今に伝える。

長谷川等伯は同時期の画家の中にあっては画力は圧倒的、絵師の頂点に上り詰めた人物である。智積院はレプリカではなく国宝である本物の障壁画が展示されており、常時見ることができるのが大変素晴らしい。

《上の写真は大書院の障壁画。製作当初の障壁画「楓図」「桜図」を復元。きらびやか。》

大書院内から眺める東山随一利休好みの智積院庭園

利休好みの東山随一の庭園

大書院前の「利休好みの庭園」は旧祥雲寺の江戸時代初期の代表的な池泉回遊式ちせんかいゆうしき庭園を修築したものであり、東山随一の庭として名高い。目にも鮮やかな、四季折々の美しさを楽しめる。特にツツジ・サツキの名所として名高く、4月下旬から5月下旬の華やかに、艶やかに庭園を染め上げる。

この庭園は祥雲寺の時代に小堀遠州こぼりえんしゅうが作庭し、祥雲寺から智積院に変わり、第七世運敞僧正うんしょうそうじょうきが修復したと言われる。

当時の作風を色濃く残しており、石組いわぐみによる廬山ろざんと池が大書院の縁に入り込む一体感、そして立体感や遠近感などはまさに小堀遠州の作庭。趣があり、ここに日本庭園の美の原点を見ることができる。

《上の写真は高低差を活かした池泉回遊式庭園。石組が壮大で優美》

智積院へのアクセスマップと周辺地図

《七条駅・バス停~智積院へのアクセス・周辺案内図》

智積院の拝観情報

所在地・電話

  • 〒605-0951 京都市東山区東大路通り七条下る東瓦町964
  • 075-541-5361

交通アクセス・駐車場

  • 京阪電車「七条駅」から徒歩約10分 JR京都駅からバスで10分「東山七条」下車
  • 駐車場30台無料

拝観料

  • 収蔵庫と庭園共通料金 大人500円 中高校生300円 小中学生200円

拝観時間

  • 境内自由 各お堂は16:30に閉まる
  • 収蔵庫と庭園 9:00~16:00 12月29日30日31日はお休み

ライトアップ

  • 智積院万灯会 4月初旬
  • 参道を数多くの灯篭や提灯っで照らされ幻想的。17:00~20:00

紅葉・ツツジなど季節の花々の見頃

  • 【梅】3月上旬~中旬
  • 【ツツジ】4月下旬~5月上旬
  • 【キキョウ】6月上旬
  • 【ハス】7月上旬
  • 【紅葉】11月下旬~12月上旬
 

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