京都神社仏閣観光案内

古都京都は日本美術のミュージアム

南禅寺方丈前の枯山水庭園「虎の子渡」

小堀遠州【1579~1647年】

日本庭園の美を確立した作庭家

近江小室藩主。徳川幕府の作事奉行(建築土木造営の責任者)であり、徳川家康、秀忠、家光の茶道指南役。小堀流茶道と華道の祖である。

和歌や書画や古器、建築にも精通しており多方面で才能を発揮した歴史的人物。

駿河城、名古屋城、江戸城、日光東照宮など幕府の重要な建築や土木などの造営に深く係る。

《上の写真は南禅寺方丈前の枯山水庭園「虎の子渡」》《京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約10分》

二条城二の丸庭園

小堀遠州は古田織部の弟子である。古田織部が自害した後、将軍の茶道指南役を引き継ぐ。古田織部は千利休の弟子であり、小堀遠州は千利休の本流とも言える。

古田織部は桃山時代、江戸初期の大名で茶人。焼き物である織部焼としても後世に名を残す。千利休の「わびさび」に対して、遠州好みを「綺麗さび」と呼ぶ。

《上の写真は二条城「二の丸庭園」》《京都市営地下鉄東西線「二条城前駅」から徒歩約5分》

高台寺東庭の池泉回遊式庭園

建築や作庭の指揮もとり、様々な形の石材を組み合わせ、植栽や塀なども利用した遠近感のある立体的な構成を造園に持ち込み表現。また切り石をいう直線的なデザインを初めて庭園に取り入れた。

《上の写真は高台寺の東庭「池泉回遊式庭園」》《京阪「祇園四条駅」から徒歩10分 阪急「河原町駅」から徒歩15分》

圓徳院北書院前の北庭

巨石を用いた豪壮な庭園と景観、優美な景観の中に寺院建築などの仏教美術、茶室などの茶道、華道の文化と美術を日本庭園に取り入れる。

《上の写真は圓徳院「北書院北庭」》《京阪「祇園四条駅」から徒歩10分 阪急「河原町駅」から徒歩15分》

清涼寺の枯山水庭園

枯山水庭園や回遊式庭園をより豊かに表現し、それそれの世界感が一体的に感じられるのが小堀遠州作庭の庭園の奥深い魅力であろう。

《上の写真は清涼寺「枯山水庭園」》《JR山陰本線嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約15分 京福嵐山本線「嵐山駅」下車徒歩約15分》

青蓮院門跡の「霧島の庭」

また夢窓疎石によって発案された借景という概念を復活させた確立した立役者。借景とは庭園外の山や森や木などの自然物、時には五重塔や門など人工的な建造物などの風景を庭園の一部として取り入れ、より奥行き感と立体感を演出する手法の一つ。

《上の写真は青蓮院門跡「霧島の庭」》《地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約5分》

南禅寺塔頭金地院の鶴亀の庭

【小堀遠州の京都における主な作庭】二条城南禅寺高台寺圓徳院青蓮院門跡清涼寺、金地院、御香宮神社、桂離宮、仙洞御所など

《上の写真は南禅寺塔頭の金地院「鶴亀の庭」》《京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約10分》

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京都を訪れる人々へ

千年あまり都であった京都の歴史はとにかく深い。国宝や重要文化財などの寺院建築や美術品が数多く、これほど魅力ある街は他にない。ここには1200年もの長きにわたる歴史や文化が凝縮されている。誰もが知っている観光寺院でも一度ならず二度三度と尋ねて頂きたい。毎回新たな発見と感動を、そして心安らぐ京都の情景を楽しんでいただきたい。

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